10月28日「第3回アドテック東京」に行ってきました。
http://www.adtech-tokyo.com/ja/
さすがに今一番勢いがある業界だけあって、入場者やセミナーの参加者の多さに驚きました。
ニュースで伝えられているようにインターネット産業の市場規模が自動車産業を上回り、ネット広告の規模が新聞広告費を超え、TV広告費に迫ろうとしている今、大手の広告代理店もうかうかしていられないようでグーグルやマイクロソフトと並んで盛んにセミナーを行っていました。
今回の出展で多かったテーマは、利用者が急増してきたソーシャルメディアに対し、企業がどのように取り組んでいくか?
この課題に各社独自のソリューションを提案していましたが、ただ全体的に似通ったサービスが多く、小さな差別化ばかりで、多様性が生まれていないのが残念でした。
この他には本来のこの展示会の目的であったネット広告に対する評価管理ツール、LPOツールやテキストマイニング、流行のスマートフォンを使った広告モデルの提案、ネットサービスなどが出展されていました。
セミナーでは、本来ならネット上で全て完結したいはずのグーグルが、クロスメディアの有効性をレポートしていたのは、マスメディアに気を遣っているようで面白かったです。
最後に、企業のWeb構築が主な仕事の私たちにとって顧客エンゲージメントを意識したデザインのヒントがないかと見ていましたが、セミナーの内容はどうもイベントチックで、まだモデル化できていない気がしました。
どちらかというとワサビラビットが提案していたリッチメディアの方に可能性を感じました。
ワサビラビット
www.wasabirabbit.com
来年はもっと多くの来場者で賑わうことを期待しています。
by Osada (producer)